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ブログ

中古車のアタリ・ハズレ

2022年11月4日 金曜日

いつも故障車のブログばかりなので番外編を載せていきます!

車屋さんはたぶん書かない内容ですし

BMW Z3…  カッコイイですよね…

いきなりですが 2.8ℓ 電動オープン!! この車 買ってしまいました

出店表に記載している内容を見てみると エンジン不調・エアコン不良と書かれています

車が到着したので 早速エンジンをかけてみると「ガフガフガフ~ガフガフ」とかなり不調ですが…

この症状は2次空気を吸っているような気がかなりします

エアクリーナーあとエアフロセンサー後のホースが切れていました💦

これではエアフロアセンサーで空気を測定した量により 亀裂からの空気を多く吸っているので燃料が薄くなりアイドリングが不安定になるのは当たり前です

取り外したサクションホースです

見事に割れています ここは新しいものに交換します

これでエンジン不調は直りました あとはエアコン不良の部分を見ていきます

エアコンステーションを取り付け測定すると ガスがほとんど入っていませんでした💦

漏れ止め剤を注入して少し様子見ですが エアコンはとても良く冷えているのでエアコンコンプレッサーの圧縮不足ではなく 単なるガス漏れでした💦

…と こんな感じで中古車は整備してオークションに出していたらもっと高く売れたと思います・・・

整備費用は1万円位ですのでなんだか車がかわいそうな気がします😓

普通に直せたのにね・・・

車屋さんの裏話シリーズ

「診断機の大事さ」

Oohiraには 色々な車種が入庫してきます!

整備だけではなく 鈑金塗装車・中古車・新車などあります

例えば ベンツなどを鈑金するにあたって バンパーを取り外しただけで故障コードが出てきてチェックランプなどが点灯します

コーナーセンサを取り外すだけで診断機が必要になります!

このワーゲンは エアコンリフレッシ、オイル交換ついでに診断機をつないで見ると故障コードが入力されていました

これはpassive(過去故障)ですが このように修理しても診断機で故障コードを消去しない車がほとんどなので きちんと故障コードを消去してくれる車屋さんが増えてほしいものです

「正規のトルクとは

同じくワーゲンゴルフのオイル交換なのですが オイルエレメントにも当然締め付けトルクがあります

この場合締め付けトルクは20Nmなのですが まず取り外す時は 倍の40Nm位の力が必要になります これは取り付ける時に トルクレンチを使っていないわけではなく

きちんと20Nmのトルクで締め付けているのですが…

エレメントの密着部分のシール部にオイル又はシリコングリス等などを塗っていないからだけなのです

ここで初めてトルクレンチを使用して20Nmをかけると正規の締め付けトルクになります シール部のすべりがない分締め付けトルクが増えて過大トルクになってしまうのです

GW224 クラウンHV トルコン太郎

2022年10月27日 木曜日

キロ数が増えてきたので 一度トルコン太郎でATオイルをリフレッシュしたいとのことで依頼を受けました

トルコン太郎は車種によって取付アタッチメントや延長ホースなどが必要な場合があります

まずはATオイルを抜きます 奥に見えるもう一つのドレーンはオーバーフロー用です

オイルパンを取外し、 ATフィルターも取り外します

取り外したATフィルターとオイルパンです

オイルパンのマグネットには 鉄粉がびっしりと付着していました

オイルパンをきれいに掃除します ここら辺の交換部品は全て新品を使用していきます

ATフィルターを取り付け オイルパンを取り付けていきます 

トルクレンチでしっかりトルクをかけていきます

トルコン太郎のアタッチメントは必要なかったのですがFRベースなので延長ケーブルを使用しました 

それでは圧送していきます

1回目    2回目

3回目    4回目

最初に抜き取りしたATFに比べるとかなりきれいになりました 

あとは油量調整なのですが 診断機を使用していきます

まずはハイブリッドクラウンなので、エンジンを常に回している状態にしなければいけません 

そうしないとオーバーフロー温度に到達することができません

オーバーフロー温度は85℃なのでかなり高温です 

このタイプのクラウンは高温油量調整です

オーバーフロー油度に達したのでドレーンを外していきます ATオイル激熱です💦

オーバーフロードレーンを締め付けます

今回使用したオイルは ワコーズのプレミアムSです

これにSOD-1を注入しました 走りがどれだけ変わるか楽しみですね(^.^) 

漏れ等、故障コードが無いかを確認して終了です

ハイブリッド車でもトルコン太郎が施工できる車種とできない車種があります 

プリウスやノア、ヴォクシーなどのハイブリッドは構造上できません💦

ニュービートル複数チェックランプ点灯

2022年10月1日 土曜日

他の整備工場で車を見てもらったら、コンピューターを交換させられて、コーディングは、

ディーラーでやって下さいと言われたそうですが、ディーラーでプログラミングしても、

ダメだったそうです😫💦

ネットを見てOOHIRAに来て下さいました!!

お客様は何とかこの車を乗って行きたいと、クモの糸を掴む思いで、サードピニオン整備です!

特別な想いがある、我が子の用だと話してくれました!!

・・・・やってみましょう!!

メーター計器にはエンジンチェックランプはもちろん、横滑りランプABS、エアバック、

EPS等のランプが点灯していました

まずは、診断機を繋いでフォルトを確認すると、スロットルバルブとECUイベントメモリーの二つが

あります

その他にエアコンが効かないとの事です。

エアコン診断機を取り付けて見てみると・・・

ガーン!!

低圧と高圧が同じ値・・・

エアコンコンプレッサーの圧縮不足です!

コンプレッサーが壊れています

エアコンの故障箇所はわかりました

後は本題のフォルト部分ですが、スロットル系のコードが入っているのでまずは、この部分を見ていきます

診断機を見ていくと、スロットル開度が上がっています

アクセルペダルを踏んでいないのに、開度が開いているのはおかしいです。

スロットルには二つの信号が出ています!!

二つの信号を合わせて今の動きが正しいのかとECUは見ているので、一つがおかしくなり、

計算が合わなくなりチェックランプを点灯させたのだと思います

万が一スロットルが壊れた時にもう一つの信号を使って制御できる保険的な機能がついています

この場合は1つの信号線がおかしくなっていますね!

スロットルバルブの信号線がおかしくなっているのか電圧を見て行きます

ここで、スロットルバルブまで到達する間のブローバイホースが割れていました

すごいブローバイの塊がついています!

スロットルセンサーの電圧を図って行くのですが、電圧5Vがかかりっぱなしになっていました

これはスロットルバルブの中に入っているECUが故障しています😰

断線ですね😫

スロットルバルブは高い部品ですが年式が古い場合中古が使えます

ですので、中古使用します!!

故障原因はブローバイカスの汚れがスロットルバルブにはりつき抵抗が増えて壊れたと思います

ブローバイの入り口やばいですね・・・💦

スロットルバルブも汚れ過ぎています💦

中古のスロットルバルブと中古のエアコンコンプレッサーです。

本来であれば、エアコンのコンプレッサーのみ交換はしませんが、走行距離も20万㎞の車なので、

車検まで乘れれば良いとの事ですので、コンプレッサーのみにしました!

普通に交換したら車より高くなってしまいますので💦

オルターネーターも取り外すのでバッテリーを再度取り付ける時はサージプロテクターを取り付けます!

エアコンコンプレッサーを取り外すには、色々と取り外します!

エンジンチェックランプは消えたので、あとはABSランプ等の消去ですが、スロットルの故障で、

エンジンECUもスロットルの開度がわからないし、スロットルの開度を通信してABSの制御をしているので、

ABS系等のチェックランプを点灯させたのだと思います。

これスロットルの交換で修理は終わっているので、ABSのアダプテーションをします。

ハンドルを90℃まで範囲を維持しつつの走行をしなければならないので、広い敷地内の道路を走行

します!!

これで、消去成功です!!

ブローバイホースの劣化部分は水道パイプホースを加工して作りました

液状ガスケットでパイプに接着して、ホースを戻して終了です

お客さんは「信じられない!ありがとうございます😊

と、とても喜んでくれました

「ディーラーでも治せなかったのに、なんで治せたんですか?!

と言われたので、私は思っていることを言いました。

「あの・・・多分治せなかったのではなく、治さなかったのだと思いますよ。このまま無理だと言ったら、間違えなし新車を買ってもらえるお客さんだと思ったのでしょう」と言いました。

無事に治ってよかったです

エンジンコンピューターは壊れる時はありますが、その前にしっかりとした診断をすると、実は違う部分だったと言うことがたたありますので、そんな時は一度OOHIRAへいらしてください!!

 

あとエアコンですがこの値でしたら、1年は持つと思います💦

いや、2年持ってほしい😅

マイクラ(マーチオープン車)オープン故障

2022年8月30日 火曜日

マイクラのオープンが故障したとの事で入庫です。

お客様が故障の原因はリアのレギュレーターが壊れてしまい、窓の下が開かなくなり、

オープンに出来ないとの事です💦

原因はわかっているのに、修理が出来ない・・・

どこの整備工場でも修理ができない・・・

さてどういう事かわかりますか

はい、その理由はと言いますと・・・

「部品が無い!!

この言葉が出て来ましたら最悪です💦💦

オープンカーはオープン出来るから最高なんですよ!!

あの爽快感が他の車に無い特別な絶対領域!!

秘密道具を出せないドラ〇モンは、ドラ〇モンじゃない!!ということです!!

その車の存在自体を否定している様なものなので、

これは何とかしねばなんねえ!!

・・・から治して見せます!!

まずは内張をバラして行きます。

これが結構大変です!!

問題となるレギュレーターを取り外して見てみると、

窓を巻き戻したり進めたりするワイヤーがめちゃくちゃになっています💦💦

それに各支点となるプラシチック部がバラバラになっていました。

せめて、真ん中にある支点があれば何とかなったかもしれなかったのに・・・

なので真ん中の支点二つの部分(窓が下がる部分と上がる部分)のワイヤーを溶接してみました!!

しかし・・・やはり支点がおかしいせいかワイヤーがまた切れてしまい失敗・・・

うーん・・・  

ん~・・・

やはり支点・・・作るか・・・

プラスチック支点の部分が少しだけ原形が残っていたのでステーを加工などして、それっぽく使ってみました!!

うまく力がワイヤーかかっても外れない・・・

これはもしかして行けるかも!!

結果・・・

開け~ゴマ~!!

閉じろ~ゴマ~

見事オープン開閉治りました!!

耐久性はわかりませんが、10回以上オープンしても、大丈夫だったので、

うん!!OK!!

お客さんは「信じられない!どこへ行っても無理だと言われたのに、いやー良かった!!

と、とても喜んで頂けました😆🎶

この様な無理そうな修理車でもなんとかしてくれる車屋さんを目指しています!!

必ず治るという保証はありませんが、できる限り対応させて頂きますので、

ご相談だけでも是非いらしてください😊

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