JB23 ジムニー オイル交換の大切さ
今回のご依頼は、走行中にガラガラ異音がして、加速しないとのことで入庫いたしました。
ターボー車なのに、加速がない…
ある程度走行したら、マフラーからの白煙モクモク……
これはもう、典型的なターボーの故障の症状です。
と言うことでサクサクっとターボーを取り外していきます。
アウトレットパイプを外し、タービンホイール(タービンの中にある羽根)の部分が
ガタガタしています。
吸気インペラー側がOUTですね。
お客様に相談した所、リビルト品ターボーに交換と選択されました。
ジムニーに限らず、ターボー車が壊れる原因がほぼほぼオイルの劣化です。
(オイル交換しなかったり、あまり良くないオイルを使ったりすると、オイルが熱さに耐えれなくなり
燃えてススみたいになります)
小さなオイルラインにスラッジ(ススみたいな物)が溜まりオイルの通り道が塞がれます。
このオイルの通り道の大きさは爪楊枝より小さいのです。
そうすると熱でシャフトが高熱になり、焼き付いてTHE・ENDとなるのです。
ですから、ターボー車のオイル交換はきちんと管理する必要があります。
ロイヤルパープルのオイルはターボー車に最適ですので、おすすめです!
それと、最強添加剤SOD-1はスラッジのお掃除もしてくれるので、
ジムニーに最適かもです✨
そして、タペットカバーからのオイル漏れもありました。
プラグホールからもオイルが漏れて、プラグがオイルで溺れていました。
オイルシールの劣化により、オイルが漏れる原因は、シールの材質にもよりますが、
これもまた、オイルの性能低下により、酸化してしまい、シール部を破壊していきます。
オイルは高温になりすぎると、役目を果たし、弱まっていきます。
そうすると、オイルシール部に溜まったオイルは先ほども話した通り、スラッジになり、
固まりながらオイルシールをパッキパキに硬化して密着を無くしていきます。
そうすると、密着部の隙間からオイルが漏れ始めます。
タペットカバーを外して見てみると、中身は茶色で一色です。
あまり良いオイルを使っていなかったようですね…
タペットカバーの表・裏も綺麗に洗浄しておきました✨
取り外した逆の順序で組み付けていきます。
試乗した結果グイグイ加速していきます。軽自動車のターボーは気持ちよく回ってくれますね😊
異音、白煙も無くなり無事終了です。
オイルの大事さをわかって頂けましたか?
オイル選びで愛車の寿命が決まると言っても過言ではありません。
車体のサビはのきますがね(笑)